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キャスタリン造型5

この間、アマゾンから
「注文の品を発送したよ」メールが来てたんですが、
最近特に注文はしておらず。?と思ってよく読むと、あ!
予約してからけっこうな時間待たされてる洋書でした。
去年、ちょろっと紹介されてた記事を読んで
興味深く思ったんで予約注文したんですが、
その後なぜだか発売がちょっとずつ延期に。
ようやく手にできました。
その記事を書いてたところにも届いたようで、
軽くレビューもしている地獄日報がこちら

アクションフィギュアの原型師が書いた本、
ていうか、その人の作品集なんだと思います。
原型写真(レジン原型かテストショットですかね?)が
ズラズラズラと載ってます。
この原型師はワックスを使用しているってことなので、
自分のワックス研究用に見たかったんです。
なので1番チェックしたかったのは HOW-TO のページ。

まず関節可動の芯を作るところから始まって、
油土でラフ原型、それをシリコン取りしてそこにワックスを流し、
そのワックス原型を仕上げていく過程が説明されてます。
地獄日報でも書かれてますが、
興味深い写真が幾つか載ってて自分的には満足。

で、今回この記事を
「キャスタリン造型」のひとつとして書いているのは、
本の中で著者が Castilene についても
少し触れていたからですね。

どうもこの著者にとって Castilene は、
ディテールの作業性がイマイチな素材。みたいです。
Castilene の上に(硬い)ワックスを盛ってディテールを入れてる
スカルプターもいるけど、そういうのも俺はメンドクサい。みたいな。

んー、今のところ概ね同感。
ディテールに関しては、自分で調合したワックスの方が
入れやすいし後々の変形も少なくできる。
、、とはいうものの、まあ、
もう少し使ってみますけどキャスタリン。

余談ですがこの本、
フォントや行間のおかげだと思うんですが、
英文が読みやすい、というかとりあえず
読もうかな、という気にさせてくれます。
見た目がスッキリしてるっていうか。

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キャスタリン造型4

Castilene20

ここのところ作り飛ばし志向の自分ですが、
このキャスタリン造型に関しては
相変わらずのスローペース進行。
色がおかしいのは照明のせいです。
ひとつ前の記事の画像がいちばん実物に近い色。

何を作るか決めずにスタートしているので、
造型しながら気分で変わっていってます。
このあいだまでのアメコミ風から現在は実写トロール風。
ツールはスパチュラを使用しており、
動かし方は油土の造型と同じようにやってます。
ランプで温めずに常温で作業していたら、
硬くて指が痛くなりました。
少し加熱しながら進めた方がいいのかも。

指が痛くなるほどだとはいうものの
爪を立てれば痕が残るし、
完成した原型を無傷で変形させずキャストに変換するのは
けっこう神経を使いそうです。

細い棒状のパーツが簡単に曲がってしまう話は書きましたが、
髪の毛をキャスタリンで造型している画像を見たことあるんですよね、、。
曲がったりしないのか?
出来たらすぐに型取りしてしまうのかな。

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キャスタリン造型3

Castilene17

仕事の合間にスローペースで進行中。

このキャスタリン造型の記事の中で、
「一度温めるといつまでも柔らかいままな気がして」と書いてみたり、
「冷えて少し硬くなった状態にスパチュラをグイッグイッと押し付けて」
と書いてみたり、いったいどっちなんだ?と。
冷えると柔いのか硬いのか?

塊ではそこそこ硬いんです。
ループのツールも使えなくはないですが、
あんまりガシガシやってるとツールの方が壊れそうな感じ。

ところが、細く棒状にしてみると柔らかいんですよね。
指で簡単に曲がってしまう。

Castilene18
Castilene19

グニャ。

人によって好みがあると思いますが、
自分の場合はこういう時に曲がらずにポキッと折れてしまうような
ねばりの少ない硬質な感じの方が扱い易い。
(もちろん、簡単に折れないのが1番いいです。また、
曲がらないように、何か芯を入れればいいのかも、、)


ちょっと思ったんですが、
ひょっとしたら1番感触が近いのは
インダストリアルクレイかもしれません。

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キャスタリン造型2

Castilene は
ある程度硬いことは硬い。
なので、金槌で割ってます。
そのカケラをスパチュラで引っ掻いてみると、
そんなに深くは掘れません。
ただ、シャープな硬さってわけでもなく、
どちらかというとネチャッとした感じ。

Castilene02

このままでは形を変えることが
できないので、温めます。
最近うちのオーブンは調子が悪いので、
赤外線ランプを使用。( 125W )
15センチ程度の距離で50度近くになってました。

Castilene03

やわらかくなってきたらコネコネ。

Castilene04
Castilene05
Castilene06
Castilene07
Castilene08

ボディの盛り付け。
軽くネチャネチャしてるのでくっつきます。

Castilene9
Castilene10

スパチュラで延ばしてみたり。

Castilene11
Castilene12

顔がナイフで面取りしたようになってますが、
これは冷えて少し硬くなった状態に
スパチュラをグイッグイッと押し付けて造型した痕です。
いろんな作り方をテスト。

ランプに近付けて温め、指でならしてみたりも。

Castilene13
Castilene14
Castilene15


温める時に放置しすぎると、こんなことに。

Castilene16

溶けてきてるのかも。
ま、かまわずコネてしまってますけど。

イジった後は手が軽くネチャつき、
(溶けかけを触ったからか)油汚れっぽい感じもあります。
石鹸で洗ってますが、自分的にはエポパテよりも快適。

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キャスタリン造型

ほぼ1年前、こんな記事を書きました

その後、時々イジってみてはいましたが、やはり
一度温めるといつまでも柔らかいままな気がして
どーにも上手く扱えず。
そのうちにブロンズ粘土によるラフスタチュー作りが楽しくなって、
キャスタリン(未だ正確な発音は不明)はすっかり放りっぱなしに。

しかし相変わらず海外の造型サイトを覗いていると、
キャスタリンを使用した原型の画像なんかを目にするわけです。

どーやってこんな風に作ってるのかな、、と。
ここはやはり、何かひとつ最後まで造型してみないと見えてこないかも。
ってことで、作ってみることにしました。
ノンビリというわけでもありませんが、
空いた時間に数日かけてボチボチと。

Castilene01

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新宿高島屋

今日、仕事の買い出しのため新宿に行ったので
寄ってきましたタカシマヤ10階。
只今開催中の「フィギュア作家の新世界展」
マリア書房さんの主催で「瞳」の
『フィギュアの群像〜原型師たちのガレキ芸術』号に登場してた
作家達の新作旧作が展示されてます。
ちなみにグレイクレイの作品はありません。

新世界というイメージに反して
かなりコンパクトなスペースで行なわれておりましたが、
展示内容はバラエティに富んでいて面白かったです。
また、いい事なのか悪い事なのか、
作品のほとんどはムキ出し状態で展示されてます。
漁師の角度もムキ出しでした。じっくり見れました。
(写真撮影は禁止です)
展示作品の幾つかは販売もされるということで
値段がついており、その辺、
同じ作り手として興味深かったですね。

タイミングにもよりますが、
作家本人がいたりすることもあるので
空いてる時だとお話もできたり。
作品の感想など話すと喜ばれるんではないかと思います。

入り口には小さなテーブルがあるんですが、
そこにはグレースカルピーでその場で造型した小作品や
使用したスパチュラ等が並んでました。
(いわゆる実演をしてるわけですね)
運が良ければそんなのも見られるんです。

で。
自分は今回のイベントの参加メンバーではないにもかかわらず。
今日はお客で行ったにもかかわらず。
気が付いたら実演させてもらってました!
お客なのに「先生」扱いされて面白かったです。
作ったモノは最終日まで、そのテーブルに置かれているはず。
名前は書いてありませんけど。

つまりは、
呼ばれていない展覧会に行って作品置いてきたってことです。
やった!自分も参加した!

この話を家でしたら、
哀しい事をするな。と注意されたんですけど、
でも、実演を見学していた御婦人には
楽しそうに笑ってもらってたんで、自分的にはOKです。

3日の日曜日には竹谷氏と寒河江氏の対談もあります。
あんまり見かけない組み合わせなので、興味あり。
また行こうと思います。

会期は5日までです。

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