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キャスタリン造型23(まとめ)

長期連載だったこの「キャスタリン造型」も
いちおう作品が完成し複製をワンフェスで無事
販売できたことで、いよいよ終了です。

と、いうことで
「まとめ」ですが、
その前にシリコン型を取った後のことを。

ワンフェス会場で気付かれた方もいると思いますが、
型から取り出したキャスタリンは艶が消えてました。
、、って、まあ、だから何ってわけではありませんが。

それと、ちょっと余談ですが、
心配だった複製品のパーティングライン。
これが何と、ほとんど目立たずホッとしました。
そういえば"シッカロール"を使うことも書いてましたけど、
ウチにあったのは"ベビーパウダー"でした。で、
ベビーパウダー使ってます。そのおかげで、
ワンフェス当日販売したものは気泡もほとんど見当たらず、
手流しの複製品としてはなかなか良かったんではないでしょうか。
次回販売分など、あとしばらくキレイなのが抜けるといいなあ、と。

さて、いよいよ
アメリカンマテリアル「 Castilene 」について。

日本のフィギュア原型でよく使われる素材の中で感覚的に
一番近いのはワックスやインダストリアルクレイですかね。
常温である程度の硬さがあり、温めることで盛り付けや造型ができる。
個人的に良いな、と思うところは
ワックスペンを使って微妙な盛りができるところ。

でも、ちょっと気になるところもあり、
それはやはり夏場の軟らかさ。冷房を効かせた部屋で作業しないと
軟らかくなりすぎていて大変そうです。
Castilene には硬さが3段階あるようで、今回使ってたのは
最もハードなものです。それでもこの
連載開始当初は軟らかかったんですよね。
(大きめの造型にはソフトが適してると思いますが)

で、冬場に硬い場合もそれはそれで、
もうひとつ気になるところが出てきます。
個人的な意見になりますけど、それは造型スピードの低下。
通常ワックスなんかに関して言われるのは、スカルピーのように
オーブンで焼いたりする時間が必要がないので
その分作業スピードが早くなるってことで、それはたしかに
そうだと思うんですが、ここで言いたいのは
あくまでも「造型」のスピード。
ツールが深く入らなくなるので、ガーッと
勢いよく作っていくことができない。
これは自分にとってはけっこうマイナスポイントでした。

以上のようなことを考えると、グレイクレイとしては
わざわざ海外通販で送料をかけての入手をオススメするほどの
ことはない、かな、、。もしアメリカと同じ位の値段で
手に入るなら、「スカルピーよりも若干割安」という
メリットを感じられるかも。ですが。

ちゃんと作品も作れたし、決して悪くはないんですけどね。

*「キャスタリン造型」は多分あと1回、
おまけとして写真をちょこっと載せる予定です。

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昨日はWF

ブースに来て下さった方々、お買い上げ下さった方々、
どうも有難うございました。昨日は、ハピネットさんのブースに
サンダーロード笠井氏原型の「コブラ」を見に行っただけで、
あとはずっと自分のブースにおりました。

開場前に写真を撮るのを忘れていたため
4ディーラー全体の展示風景はありませんが、とりあえず
ウチのとこだけ。

Wf07win01

前回の反省を活かして、明るめの展示。
写真ではわかりませんが LED の照明も使ってます。

Wf07win02

暗さの一因だったホロウヘッドもこのとおり。
サンダーロードスタイルスタイル"銀塗装"。
(「時間かけて施したスミ入れ、全て消える」というのも
身をもって体験、、)
これは原型に直接色塗ってます。万が一にでも
落ちたらコッパミジンになるとこでした。

それにしても、明るい展示なのにもかかわらず
何故だか醸し出すウラ寂しさ。バックの配色についての
意見も戴きましたが、自分としてはそれよりも
時間がなくてキャプション類を用意できなかったことが一因かと。
会場で使えるモバイルカラープリンターが欲しいです。

ヒゲマスクポスター(A4版)は今までのと同じものを
置いてますが、時間あったら
新しいバージョンを作りたかったですね。
ベッケンやホロウヘッド、スターリングなど
マッチョ系ヴィラン総登場ヒゲマスク実写版パート2の。

さて、スターリング。

Wf07win03

右が原型。キャスタリン。
左はキャストに塗装したもの。(軽くウォッシングしただけ)
原型は、サンダーロードスタイルから
借りた回転台に載せてたので、全体が見られるようになってました。

販売の方はおかげさまで、無事に完売。感謝!
ヒゲマスクの時と違ってインストも用意できませんでしたが、
設定なんかに関してはこのブログに書かれてる事が全てです。

シリコン型はまだ大丈夫なので、次回もまた
販売予定。よろしくお願いします。

そして。
ラフスタチュー第二弾をお探しの皆様。
ここにいます。ホロウヘッドとスターリングの間に。

Wf07win04

小っちゃ!& 地味!

Wf07win05

とにかく怪しげな人物を作りたかったんですが、
どうもいまいちキャラが立っていないというか、、。
いちおう顔がポイントなんですが、ちょっと作りきれてないですね、、。
(精密に作れていない、という意味ではないです)

キャスタリンを使ってのラフスタチューという面でも、
そもそもラフスタチューは、怒濤の勢いでもって
作っていくわけですがキャスタリンは溶かしながらなんで
とにかく時間がかかってしまったことと、
ワックスペンのヘラのサイズの都合で、全体が小さい割に
タッチが細かすぎ、ってあたりがイマイチポイント。

今回のこの謎の人物をこの後どうするか、
もう少し考えます。

Wf07win06

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明日に備えて最後の更新

明日の販売物は『スターリング』のバストだけですが、
数はちょっと少なくなりそうです。なので、
「欲しかったのに!!」なーんて反響によっては、この次に
参加する時にも販売しようと考えております。

予価4千円。
原型完成写真では手持ちの台座に置いてました。
アレ、100円ショップで買った卓上クリスマスツリーの
台座なんですよね。わりとピッタリの大きさだったんで今回
入手できればオマケでつけられると思ってましたが、
たぶん時期的に無理ですね。
ということで、複製をとってます。
これをオマケとしてつけようということで。

そして、いちおうPRカードでメイン扱いの
ラフスタチューの第二弾。(こちらは原型展示です)
自分で『人物』なんて設定してしまったために
相当悩みました。ジェーンの周囲にいるキャラクターを
作ることにして、結局『ジェーンにつきまとう謎の人物』
ということに。謎の人物。便利な言葉。
たぶんギリギリまで作業にかかっているため、オヒロメは
明日、会場で。

それでは、どうぞよろしくです。

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キャスタリン造型22

Castilene75

罠にはめられたかのようなこの写真。
開いた透明シリコンのうしろから光をあてたころです。

て、ことで、
キャスタリンとシリコンの相性はよかったよ。と、ご報告。
素材についての問題は何もなく型取れました。
使用したのはボークスの透明シリコンですが、他のシリコンも
大丈夫じゃないですかね。なんとなく。

型からはずす時に心配だった、原型の破損もなかったです。
(夏場は軟らかいので、ちょっと危ないかも)

一発取りだったので型はメスで切り開いたわけですが、頭頂部と
首〜肩のパーティグのラインどりがやや前寄りに。ごめんね。
どうぞ目立ちませんように、、。

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キャスタリン造型21

Castilene71


彼の名は『スターリング』。


Castilene72


ヒゲマスクの敵キャラとして登場。


が。


別の敵によってヒゲマスク共々、罠にはめられ窮地に陥る。


Castilene73


圧倒的に不利な戦いの中ヒゲマスクを助け脱出に手を貸すも、


彼自身の生死は不明。


Castilene74

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キャスタリン造型20

Castilene70

原型UP。
手持ちの台に乗っけてみた、の図。

下の方の記事で、
「ツール痕をベンジンで消して」なんてお気楽なことを
書いてますが、冷静に考えてみれば
スポンジヤスリの痕より深い。消えません完全には。
ツルツルにするためには Castilene も例外でなく、
段階的にツールを使い分けたり
ペーパーがけをしなさいってことですか。

凹部とか少しツール痕残してます。
この写真ではわからないと思いますが、
気持ちラフスタチュー化。

さて、この後は複製作業。
とりあえず Castilene とシリコンの相性がいいのは
セールスポイントのひとつみたいなので、
それを実際に試してみます。後日結果報告。
(たぶん結果だけ。メイキングはなし)
せっかくのキャスタリン造型に油粘土が
付くのはちょっと嫌なんで、1発取りで。

心配なのはキャスト作業なんですよね。
後の事を考えずに原型を思いきり凸凹させてるもんで、
気泡がどうなるやら。(キャストは手流しです)
シッカロールも使わなきゃならないかな。と。

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キャスタリン造型19

頭部のディテールはボディよりも細かかったりするので、
縫い針よりも細い、というか薄いツールが必要です。
で、手持ちのものからコレを使用。
Castilene68

こんな感じ。
Castilene69

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キャスタリン造型18

最近は部屋の中も暖かいことが多くて、
キャスタリンの表面が少々軟らかめ。
(室温17℃位)
手で持ちながら作業していると、エッジが若干だれてきたり
凸部のツール痕が薄くなってきます。作るモノ(形状)によっては
やはり夏場の作業は厳しそう。プラスに考えれば、
ベンジンでツール痕を消す作業を省略できる可能性がある
ってことですが。

胸に乳首と血管をプラスしました。
Castilene65

血管はワックスペンで少しずつ盛っていった後、
トーチの火でトロリンとさせたところを縫い針でリタッチ。
(トーチの火はやらなくてよかったかも)

ちなみに、太さは均一にはしてません。
細いところもあれば膨らんだ部分もあり。
血がスムーズには通っていってない、血を送るためには
かなりのパワーが必要な、高血圧な感じ。
そしてそこに、瞬間的に血が走ったような感じですが、
もう少しクレージーにやってもよかったかも。

さて。
胸はこの後テストもかねて、テクスチャーパッドを使用し
表面の皮膚感を作って完成させようと思ってました。
キャスタリンにはテクスチャーパッドも使えるのか、と。

いきなり結論ですが、
「使えるけど、難しい。」
そのままではパッドで押さえても痕がつかない為
キャスタリン側を温めるわけですが、ちょうどいいタイミングを
見極めるのがけっこう大変。温めすぎると
押さえた時に変形してしまうんで。

ボディの下の方でソッと試したところ、やや変形、、。
これはちょっとコワいなー。と思ったんで
胸はもちろん、全体的に、
皮膚感をつけるのは止めておくことにしました。
(ひょっとしたら夏場は温めなくても
痕を残せる、かもしれません)

試したのはこんな感じ。
使用したテクスチャーパッド(シリコンゴム製)は、
人のライフキャストからとったものです。
Castilene66
Castilene67

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B25-06

ワンフェスの卓番号のお知らせです。

B 25-06

*ブース名は
THUNDERROAD STYLE
(サンダーロード スタイル)

(版権キャラでない)オリジナルをやってる4ディーラーの
共同出展で、今回テーブルの数は3つ。
PRカードはこちらで。

ウチは、今せっせと作ってるキャスタリン造型の胸像販売と
ラフスタチュー第二弾の原型展示を予定。

ラフスタチューは今回、キャスタリンでやってみようと思ってます。
ブロンズ粘土の場合、芯を使用した際の収縮〜ヒビ割れを
防ぐためにスムーズに型取りに入る必要がありそうなんですが、
今、突発的に仕事が入る可能性があって、そのへんが
うまく段取れないんで。ブロンズ粘土の感触を味わえないのは
少々残念なんですけど、キャスタリン造型のなかで
ワックスペンを使ってのカキとり痕がけっこういい感じだったので、
これはこれでなかなか『あらあら(粗粗・荒荒)』に
作れるんではないかと。
サイズは少し小さめになる予定です。

そんなわけで、2007年冬のワンフェス、
グレイクレイは『キャスタリン祭り』。

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キャスタリン造型17

肩の表面を整えました。
スタイラスも使ってますが、ほとんど縫い針。
(縫い針?って方はキャスタリン造型8 を)

Castilene61
Castilene62

全体をこんな感じで整えたら、その後ベンジンで
ツール痕を消して、、んー、予想通り時間かかりそう。

そういえば、前回。画像を見れば一目瞭然ですが、
スポンジヤスリを使ったにもかかわらず
キズというか、細かい段差を残してしまってます。
Castilene63

こういうのは気にしなくていいんです。
ディテールにしてしまえば全然オーケー。(形によるけど)
Castilene64

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パトリシアローズスタジオ

海外の造型フォーラムで紹介されていた、
リアル人形のチュートリアルページを見ました。
(リアル人形、、『ドール』でいいんですかね?)

ウチのブログの訪問者の中にも
こういう情報を求めている方はいそうだし役に立ちそうかなあ
と思ったので、久しぶりに勝手にリンク

個人的には、造型よりも
塗装の方にちょっと惹かれました。

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キャスタリン造型16

そろそろ完成した頃ではないかとお考えの皆様。
仕事入ってたりしてたんで、ほとんど進んでません、、。

というわけで、表面を整える。の巻。

以前見た海外サイトの Castilene についての記事の中に、
スポンジヤスリを使ってる写真がありました。
彫金の本などでは、ソフトワックス系にはサンドペーパーの
使用は向かない、ということが書かれてたりする(たしか)ので、
Castilene に対して実際のところどうなのか、と
今回はそれをテスト。

場所は、細かいディテールが無いこのあたりで。
Castilene53

スポンジヤスリは一番粗いものを使用。
Castilene54
Castilene55

特に問題もなくヤスれました。(冬だからかな)
Castilene56
Castilene57

ワックスの場合はベンジンでならす事が多いですね。
Castilene58
他に、彫金用品売り場にあるオレンジ溶剤も使えます。

ヤスリ目もかなり消えます。
Castilene59

わかりやすいように、ストッキングでこすって
少し光らせてみるとこんな感じ。
Castilene60

ちなみにスポンジヤスリの方はすぐに
目詰まりしてしまいます。だから
ソフトワックスとサンドペーパーは相性が良くないんだよ。
ということだと思いますが。
前に自分で調合したワックスでも試したことがあるんですけど、
その時は目詰まりしたスポンジヤスリにドライヤーをあてて
ワックスを溶かし、紙に吸わせるとキレイになって
再利用できました。今回同じことをやってみたんですが、
紙がうまく吸ってくれなくて詰まりはとれず。

テスト結果。
Castilene にスポンジヤスリは使えます。
(夏でもたぶん、、)
ただ、すぐ目詰まりしてしまうので
それを取り除く方法を考案すると
もったいなくなくてイイかも。

そういえば、
ソフトワックスにサンドペーパーを
かける時には流水をあてながら作業する。
って話も読んだ事があります。
摩擦熱でネチャネチャしてしまうのを防ぐんでしょう。
今回は試してませんが、夏場の作業にはイイかもしれませんね。

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