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ベルニーニ&バロック肖像彫刻本

日本のガレージキット界でバスト(胸像)を見たり作ったりするのが
好きって人がどれくらいいるのか、しかもリアル系で、というと
かなり少ないんではないかと思いますが、自分は好きです。
現在発売中の AMAZING FIGURE MODELER がバスト特集ということで
見るのを楽しみにしてたりもしますが、外出の都合やらなんやらで
入手はちょっと先になりそう。なので、
その記事を書く時があればバスト繋がりでコレを一緒に
紹介しようと思っていたものを先に書いてしまいます。


「Bernini and the Birth of Baroque Portrait Sculpture」
去年出た洋書です。
アマゾンでは今「通常2~4週間以内に発送」になってたんで、
ひょっとしたら入手が難しい可能性もありますが。

アメリカの美術館で開かれた展覧会の
カタログとして作られたみたいで、そのためか、
写真が大きく照明もいいため凸凹が非常にわかりやすい。
もろもろ資料にしたい人にもかなり満足できる1冊だと思います。
表紙は女性ですが、中身はほぼ
「西洋のおっさんのリアルバスト」オンパレード。
ものによっては正面以外からの写真もある上、他ではあまり
見ないような顔部分のドアップが数枚あったりもします。
ベルニーニが中心ですが、他の人もの載っています。

Bernini01
Bernini02
Bernini03
*下の2枚の作者はベルニーニとは別の人。

いつまで見られるかわかりませんが、美術館のHPがあったので
リンクしておきます。コチラ
スライドショーを見れば、本の中身が想像できるかも。


追記

余談ですが、この秋
京都に胸像来るみたいですね。数はちょっとわかりませんけど。
ひとつだけなのかな、ひょっとして。
東京は来年頭のようです

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IDクレイ造型 9(09年9月現在)

Idclay16

IDクレイ造型 番外編(爺さんバスト)の再開まであと少しかかりそうなので、
もともと作っていた全身原型が今どうなっているのかの画像でも載せて
お茶を濁そうの巻。

なんだかそれなりに進んでおり、このぶんだと
今年中には完成するのかという雰囲気を漂わせておりますが、
残念ながらこれは現在「習作のための素体」つまり
アナトミーを確認したり思いついたデザインを試したり、といった
便利な道具に成り果て中、、。

なお、腕は一度バラして芯のアルミ線を少し切り、
広かった肩幅を詰めてあります。

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リヤドロ特別展(2009)

池袋東武百貨店の催事場で開催中ですリヤドロ特別展。
前回は2年前ですかね、クイーンオブザナイルを見に行きました。
今回の目玉は「馬」とか「龍」など東洋モチーフのものみたいです。
そしてもうひとつ、目玉なのかどうかはわかりませんが
前回はなかった「リヤドロの原型彫刻家による制作実演」アリ。

それは是非見てみたい。
ということで、行ってきました。(写真とかありませんが)

実演は午前と午後に1回づつで、自分が行ったのは午後。
土曜日ということもあってか催事場フロア自体けっこうな賑わいでした。
10分ほど前に着いて展示されてる人形群を眺めていると、
係の人に「馬」の購入をススメられました。210万円。無理っす、、。

そうこうしていたら実演スタート。
1回30分なので、どんなことをやるのかと思っていたら、
どうも午前からの続きっぽい。て、ことは、
午前の回では芯に盛り付けるところからやったのか。
しまった、そこから見たかった、、。

作っているのは4、50センチの女性スタチュー。
ポーズはこれに似てます。
Lladro04
これから小物を省いた感じで、
スカートの長さは足元まであったかな。

原型の横にスペイン人らしき女性が立っているので、
制作のためのモデルかと思いきや通訳さんでした。
この人が日本語でいろいろ解説しつつ実演が進行。

使ってる粘土は白い油粘土。
見たことのないパッケージだったので、スペインの粘土かも。
子供が使うようなやわらかいものだと言ってました。
たしかに実演では、やわらかくないとスピーディーにできなさそう。
(実際の仕事では、別の粘土も使うとのこと)

ツールは木ベラを使ってましたが、自分の手に合うように
自作したものだとの説明。
人形の作り方としては、木ベラや指を使用しての、いたって普通の
粘土細工。ただ、実力を考えても実演ということからも当然なんでしょうけど、
資料は何も見ず、ほとんど迷いなしで進みます。
仕事ではモデルを見ながら作ることが多いって話はしてましたが。

また通常、仕事ではひとつ完成させるのに3、4か月かけるそうです。
といっても、1体にかかりきりではなく、数体を
同時進行で作っているとのこと。それもキレイな仕事部屋で。
(会場の後ろのカベに部屋の写真がでっかく掲げられているんです)

実演中には質疑応答の時間もあり、
おそらく自身も人形を作っているであろう御婦人が
粘土について質問したりしてました。

30分はあっという間だったんですが、その間にほぼ上半身の
ラフは終わってました。実演は6日と8日にも2回づつ予定されてますが、
今日の続きをやるのかな。だとすれば、明日はスカートのシワとか
作るのかもしれません。自分は行けそうにないので、
見た方は後で教えて下さいまし。

上半身のラフは、て書きましたが、
遠めにはほぼ出来上がりにも見えました。
後で近くに見にいって、あ、ここまでラフスタチュー、とサプライズ。
ラフだけど面がキチンと出された状態。
その際、係の人に芯がどうなってるか教えてもらいました。
金属の棒(たぶん直径4、5ミリのしっかりした真鍮か何か
だと思います)が土台に立ててあり、そこに粘土を
「木の幹」みたいに盛っていき(長いスカート姿なので)、
腕は後で芯(こちらはたぶんアルミ線かな)を差して粘土盛り。
どうりで造形中、足元はしっかり固定されているようでしたが、
腕や頭はグッと曲げたりしてました。

ちなみに実演の後にはサイン会があり、それは会場で購入した方が
人形にサインを入れてもらえ、そのため、実演を
見学しているほとんどは購入済みの
御婦人方だったんですが、見るだけならタダです。
それはさておき、当の原型師が、サイン会の前に
手を洗いに行っていたのが印象的でした。
油粘土触っているので当り前といえば当り前ですが。

最後に、係の人オススメの馬はこちら。
Lladro05
デカいです。
あ、クイーンオブザナイルもこれと同じコーナーに展示されてました。

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