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Cx5~その4~

室温28度、湿度67パーセント。

温める方法をふたつほど試そうと思って、
1ブロックを金づちで割り、小片にしました。
Cx5_11
ひとつをラップで包んで、60度に設定した温冷庫へ。

DVDの中ではCx5を電熱の調理器具に入れていました。
約68度で溶けたら、おそらくそのまま冷まし、52度くらいに
なってから手でこねる、と。
(溶ける温度とか思ったより低いです)

途中何度か柔らかさを確認し、45分後に温冷庫から取り出してイジってみます。
硬い時の印象とは違って、粘着性や伸びがある。
指には付きますが、すぐに取れるのでまとわりついて困ることはなさそう。
エポパテの感触に近いかな。
作業可能時間は今回試した"カケラ"で5分くらいで、その間に
指を使ってザッと形出ししていく感じでしょうか。
その後もしばらく柔らかさは感じるので、例えば
ねじる等の細工は出来ます。

粘着性があるので、盛り足しもできます。
ただ油土やスカルピーだと、盛ったらそのまま指を使って端をのばして
下地に馴染ませる等できますが、Cx5の場合、それは
かなり柔らかい時(温度が高い時)でないと難しい。
伸びの良さは温度低下とともに下がります。
まあ、この辺はワックスだなあ、と。

柔らかい状態の時に、ポリパテのようにカッターナイフで
形出しができるかも試してみました。
硬化中のポリパテはサクサク切れますが、それと比べると
ちょっと硬めな感触&刃で押され(引っ張られ)切り口が若干
変形するので、この方法での形出しはちょっと難しそうでした。
冷めてくれば切り口の変形はなくなりますが、
硬いビニールを切ってるような感じがあるので、
気を付けないと危ないかも。カッターナイフよりも
彫刻刀の方が幾分やりやすかったですが、やはり
気を付けた方がいいでしょうね。柔らかい時はやはり
"彫刻"よりも"彫塑"が適しているようです。

さて温冷庫とは別に、アダム・ビーン氏と同じように電気鍋でもテスト。
と思っていたんですが、サンプルの量がそんなに多くなく、
鍋の中に置ける適当なサイズの容器もない。
そこで、ワックス作業に使えるかもと何年も前に買ったまま
未使用だったグルーポットを使いました。
Cx5_12
(画像は、作業後に冷めて固まった状態です)

ただコレ、サイズはちょうどいいものの、
温度設定も何も出来ないタイプ、しかも100度以上になるので、
ONにしっぱなしにはできません。
コントローラーをかまして、できるだけ温度が低くなるようにし、
ヒーター付近(ここが高温になる)の液面に気泡が出始めたら
OFFにするという手順で。
ちなみに溶けるのは、あっという間です。

ワックスによっては、溶けた時ドロドロしているものもありますが、
Cx5は一般的なワックス同様、流動性があり、これなら
型にも流し込みやすそうだと思いました。

DVDを参考に、温度計で測りながら
50度くらいに下がったら、指でペースト状のCx5を
すくい出し、こねてみます。
(この場合も、指に付いたのはすぐに取れます。
そして、すぐに取らないと熱いです)

個人的にはこちらの方が、温冷庫よりも待ち時間が短いし、
使い方をいろいろ工夫できそうで良かったですね。
Cx5の状態は、双方で特に違いは感じませんでした。

そんな感じで、
粘土状態の時に、油土でやるような細かい造型まで可能かは
まだテストが必要ですが、今のところの印象では
荒盛りくらいまで、でしょうか。

なんとなくですが、
小さい原型には、溶かして型に流す使い方、
大きい原型には、粘土状にして始める使い方がいいのかな、と。

あと、ちょっと気になることがひとつ。
粘土のようにこねて使用すると、元の状態(溶かしたものを固めた状態)
よりも、若干ですが柔らかくなっている気がします。
キャスタリンを使った時に感じたほどではないですが。
造型中に手で持ったところがダレないのが理想なので、
そこに影響するかどうか、、。

特に結論めいたものはまだ書けませんが、
とりあえずレビューはこの辺りで終わり、この後は
サンプルを使って何か作ってみようと思います。
更新ペースは少し遅くなるかもしれませんけど。

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Comments

詳細なレポートありがとうございます。
やっぱりポリパテと違ってカッターの押し込みあと出来ちゃいますか。


粘土のようにこねて使用すると、元の状態(溶かしたものを固めた状態)
よりも、若干ですが柔らかくなっている気がします。
キャスタリンを使った時に感じたほどではないですが。

ココの部分なんですが。
僕はキャスタリン使ってて
そう感じた事は無いので何とも言えないんですけど、
元の状態(出荷されてきたブロック状)
で柔らかくして何かを造形した状態が人型とか何か適当な形だとすれば

単純に形状から来る印象じゃないですかね?
指先の気のせいのような・・・

確かにブロックだとガチガチで腕とかのパーツ作るとカチカチって
一段硬度が落ちたような気がしますけど表面の方さは変わらないので問題ないような?

もし良ければ急冷スプレーの基盤検査用を試してみて下さい。
エアダスター逆さ吹きより少量で超低温行けます!
あとエアダスター意外と有毒らしいんで気を付けて下さいね。

Posted by: | September 24, 2012 at 05:45 PM

そうですね。Cx5はポリパテ的な使い方はあまり
向いてないかもしれません。ペースト状から硬化する
ってところは似てるんですが。ワックスペンが使えたり、
柔らかく戻せたりするエポパテという感じかも。

クレイツールは、木ベラは今回試さなかったんですが、
ループをちょっと使ってみました。
大きめのものはDVDの中でガシガシ使ってました。
でも自分でやってみたら、
ちょっとタイミングが難しかったですかね。
柔らかすぎても硬すぎても使い辛くて。
(テストしたカケラが小さすぎたせいかも)
自作の極小ループなら、硬くなった時にカリカリ使えました。
DVDではインダストリアルクレイにやるみたいに、
レーキツール(櫛刃の)で面を整えるってこともやってました。

こねると硬さが、、の件は自分でも、
イマイチ断言できないんですよね。
ひょっとしたら、そういう感想を持つのが
早すぎるのかな。充分に冷え切る前に「なんか
柔らかいな」とか思っちゃってるのか、、。

急冷スプレー、そのうち買ってみます。
エアダスターはたしかに、注意書きに
「吸引すると害があるので~」と書いてあります。
作業中はたいてい窓を開けているので、大丈夫だとは
思っていますが、気をつけます!ありがとうございます。

Posted by: グレイクレイまなべ | September 24, 2012 at 10:04 PM

クレイでフィギュア作りを始めた素人です。
過去の記事も含めて、参考にさせていただいております。
Cx5での作品レポートも気長に楽しみにしております。

Posted by: | September 25, 2012 at 12:59 AM

コメントありがとうございます!
お役に立てていれば幸いです。
少々お待たせすることもあるかと思いますが、
よろしくお願いします。

Posted by: グレイクレイまなべ | September 25, 2012 at 09:44 AM

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