ベッケン用道具

ベッケンの造型に使用した、ブロンズ粘土とツール。

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Becken29

Becken30

ごく普通の粘土用ですね。
ほとんど陶芸用品の売り場で買えると思います。
使用頻度が多かったのは、左から2番目と3番目。
え?それより右のループ類じゃないの?
と言われそうですが、まあ使い方は
ループと同じように粘土を「取る」のに
ガシガシ動かす感じでした。

右の方に筆がありますが、これはならすためではなく、
乾燥して粉状になった粘土を払うのに使用。

上からビョーンとなってるワイヤーは、
板からの切り離しや、左腕の切断用。

写真には写ってませんが、あと
水を入れたスプレー容器とか。
ただ、これは造型中はあんまり使いませんでした。
次の日まで作業を中断する時には水をスプレーしてましたが、
それ以外に使ってもベチャベチャになってしまうんで。
リアルに作る場合は、どうしてもならさなくてはいけないので
使った方がいいと思いますけど、基本的には
粘土はカタい方が好きです。

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サイズ

Becken23

ベッケンは、
ラフスタチューシリーズのプロトタイプという位置づけで着手しました。
とりあえず1体作れば、自分なりにいろいろわかるかな、と。

気分的に大きなモノをやりたかったんで、
記事でも書いていたように
まず小さいサイズのマケットを作り、それを元にデカいのを造型。

マケットは、ブロンズ粘土1個弱の使用で
大きさは手に乗せた時に少しはみ出すくらい。
本番であるデカいのは、
盛り付けで使用したのが10個、そこからカキとっていったため
最終的にはおそらく7、8個分の使用で、おそらく
8キログラム近くですかね。台座の大きさは
22センチ×28センチ。(正確には長方形を変形させたもの)
高さは台座を含めて25センチ。
以上は完成直後のサイズなので、今後完全に乾燥すると
少し収縮するはずです。

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で、その本番用のデカサイズですが、
これでシリーズ作っていくとなかなかスタチューっぽくていいんですけど、
作り始めてすぐに気がついたんですよね。
「自分が表現したい造型タッチは、
マケットのサイズがちょうどいい。」
ラフスタチューでは指やツールの痕をあえて残すわけですが、
モノがデカくなると、対して指の痕は細かくなり、
それでは自分が狙っていた荒々しいイキオイが出せない。
そしてどうしてもある程度仕上げざるをえない。
結局今回はツールも大きめのを使うことである程度対処しましたが、
まあ結論としては、次回「第一弾」からは
ラフスタチューはマケットサイズで。
その方が、量産も可能になるかもしれないし。

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さて、ベッケンは現在
マケットやヒゲマスクともども
大阪の GILLGILLさん にて展示中です。
お近くの方は是非ご覧になって下さいまし。
どうぞよろしくです。

Becken24

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ベッケンの逆襲

Becken18

Becken19

まず、デキコン来場者用に書いた
「ベッケンについて」を。

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ラフスタチュー。すなわち、荒い塑像。
仕上がりとしては、映画「ロードオブザリング」製作時の
キャラクター検討用のマケットを
少々荒くしたものをイメージしていただければ。

荒いタッチ。こそ、カッコイイ。

意識しているのは勢い。動き。
生きてるかどうか。死んでないということ。

左右対称やその他少々の間違いにはこだわらず。
細部より全体が大事。
全体が間違ってないか。カッコイイか。生きてるか。

「造型し飛ばす」感も出てるといいな、
と思います。

なお、
デザインに関しては
よく目にする「西洋的獣人」をベースにした、オリジナルです。

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なかなかコッパズカシい文章ですが、
とりあえずこういう気持ちで作ってます。

次に、これは一体何のポーズなのか。
ですが。

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「バトル イズ オーヴァー」
そう呟いて、ベッケンが落ちていった巨大な穴を後にするヒゲマスク。
その時!!
ガァーッ!!ドーンッ!!!
穴から飛び出すように再び姿を現したベッケン!
戦いはまだ終わっていなかったのだァァ!

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って場面でどうですか。

造型に関してですが、相変わらず芯は入れてません。
そういう作り方が好きだからですが、もともと
ブロンズ粘土の説明にも芯は使えないことが書かれてました。
収縮した時にヒビ割れるからですね。
(この粘土は芯がなくても十分造型できます。
あまり大きなものはキビシいでしょうけど)

マケットを作った時、
土台の板にくっ付けたまま乾燥させてしまい
足元がボロボロにヒビ割れてしまいました。
板がついたままではキチンと収縮できないからですねきっと。
そこでデカいのでは、変形しない程度に硬くなった頃に
板と粘土の間にワイヤーを通してふたつを離しておきました。
最終的に展示の時には板からはずさなくてはならないので
そのためでもありますが、重いのでちょっと大変でした。
今のところヒビ割れは大丈夫ですが、
今後乾燥が進むとどうなるかちょっとわからなかったり。

さて、下の記事に、
デキコン展示でマケットとふたつ並べてるのを撮った写真があります。
これを見ると、マケットでは普通にある左腕が
デカいのにはついていない事に気付かれると思います。
これは単純に強度の問題。
左腕を作る際、マケットのポーズだとちょっとオトナシかったんで、
グヮーッと後方に引いてる状態にしようとしたんですね。
右の拳は地面に打ち付けてます。
次は左パンチがいくぞっって感じです。
が、荒盛りしてみると、どうも腕が身体から離れて独立してしまう。
芯は入ってないので、これは運搬時に絶対破損するなー、と。
で、思いきってカット。
そこにリアルな切断面を作るのは気が進まなかったんで、
「野蛮な治療痕」に。

ちなみにマケットの頭部には、牛系獣人て感じで角が生えてます。
当然デカいのでも角を作ろうとしてたんですが、
これがどうも上手くいかない。
やはり角先が折れるのが気になって、
思いきったデザインにすることができないんですよね。
で、結局ナシでいきました。

歯と舌も破損しないか不安だったんですが、
ココはどうしても外せないポイントだったのでそのまま。
(運搬後もなんとか無事でした)

当初、特別なモノにしたくないから
よくあるデザインでいく、と書いてましたが、
結局少しハミ出ましたかね。

あと、これも下の写真を見るとわかりますが、
マケットとデカいの、同じブロンズ粘土なのに色が違いますよね。
これを撮った時、マケットは完全に乾燥、
デカいのはまだ半分くらいの乾燥具合。(たぶん)
つまり完全に乾燥すると色が薄くなってしまうようです。
たしかに普通の水粘土でも乾燥後の色は薄くなりますし、
薄い色合いのブロンズ像も目にしたことはあります。
でも、濃い方が重量感もあってソレっぽいんではないか、と。
ブロンズ粘土を使ったのは今回初めてなので、
この辺りの事、正解がどうなのかよくわかりません。
薄くなるのを止める方法や使い方があるんですかね。
また、デカい方は表面が硬くなった頃にストッキングで磨いたので
ツヤがあります。でも、このツヤも
完全乾燥後には無くなってしまいそうな気配。
(写真を撮った時すでに、歯や耳の先等が白くなってました)

デカいのの造型期間は4日くらい。
ホントは3日でやりたかったんですが、ちょっと難しかったですね。
(造型途中の写真は残念ながら一枚も撮れず)

次回の記事もベッケンで。

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Dekicon

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Becken09

Becken10

というわけで、
ベッケン完成です。

そしてすでに展示済み。

展示の場は19日に大阪で開催された「デキコン」というイベント。
イベントって書いてますが、特に一般の方向けではなく
業者さんが見に来る場です。
造型師が自分たちの作品をそれぞれプレゼンして、
商品化に持っていきましょう、な催しで今回が第一回。
20人位の造型師が参加してたんですかね。
版権部門(今回はカプコンキャラ)とオリジナル部門があり、
自分はオリジナルで参加。
個人的には、ラフスタチューの商品化を狙うというよりは
今後マケット作りの仕事がいただけるようになれば良し、で。
(仕事でマケット作った経験はありませんけど)

ウチからリンクしてる、THUNDERROAD STYLE と mooooming の
ふたりも参加してまして、作品等については
そのうちそれぞれのブログで書かれるでしょうからココでは触れませんが、
来場者の反応はかなりよかったんじゃないかと思います。

そういった盛り上がる会場内で、
割と静かな空気を放っていたベッケンの
造型に関する話はまた次回。

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マケット

ちょっと間が空きましたゴメンナサイ。

さて。
ベッケンは量産用の原型として作るのではなく
(うまくいけばそういう展開もあるかもしれませんが)、
基本的には1日展示するだけの一点モノって感じ。
そういうこともあって、
そこそこ大きいサイズで作りたいと考えてます。
最近、仕事の方で小さいものばかり納品しているので、
その反動もあると思いますけど。

こういう場合、使用する素材を何にするか。
展示だけなので油土のような硬化しないもので
作ってもいいんですが、会場が大阪なため
埼玉からの運搬を考えるとちょっとキビシイ。
型取りして樹脂に変換する手は
手間とお金がかかるので論外。

いつものグレースカルピーは、
オーブンに入らない問題はヒートガンを使うことで
解決できるとして、それよりも
使用する量を考えるとこれまたお金がかかる、
ってことで却下。
(作るとすると芯を使わずムクでやるので)

安くて硬化する素材というと
ファンド等の石粉粘土がありますが、
塑像として望むタッチが出せそうにないのでこれも却下。

で、結局
選択した素材は、やはり「安くて硬化する」水粘土。
普通の「彫塑用粘土」とかいう名前のものは、
完成した時の見栄えがイマイチな色をしているので、
「ブロンズ粘土」にしました。
使うのは初めてですが、硬化後に磨くと
ブロンズみたいなツヤが出るんだとか。
今回「造型を見せる」という目的のため
塗装をしない予定なので、ブロンズみたくなるんだったら
丁度いいってことで。

水粘土自体、造型に使うのは久しぶりなうえ、
ブロンズ粘土となると経験なし。
ひょっとしたら普通の粘土とは違うかも、ってことで、
テストもかねてベッケンのマケットを作ってみることにしました。
水粘土はどんどん乾燥していくため、
アーデモナイコーデモナイと試行錯誤しながら作っていくのは
若干不安に思えてもきてたので、あらかじめマケットを
用意しておけばその辺りも大丈夫かな、と。

ベッケンも「ラフスタチュー」として作るわけですが、
この荒い塑像はちょうど
ファンタジー映画製作時の「マケット」に近いだろうと
前に書きました。そういう意味では、
マケットのマケットを作るってことになりますかね。

そういうわけで、
ベッケンのマケットがこちら。(一部分)

Becken06

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ブロンズ粘土は普通の水粘土と変わりませんでした。
いいです水粘土。
イジってたのは6時間位ですが、
水を吹きかけることもしなかったので
どんどん硬くなってきます。
ディテールをやるにはそうして硬くなった頃合いが
丁度いいんですけど、その時の
ツールを当てた時の感触がたまりません。
気持ちがいいというのか、とにかく楽しい。
最近の、柔らかくなってしまったグレースカルピーでは
しばらく味わえなかった心地よさ。
もう一回書きます。
いいです水粘土。

ま、手と作品周囲はけっこう汚れるんですけどね。

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イメージ中

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これは何?
って感じですが。

ベッケンのポーズというか全体像というか、
そういうのを色々と考えている時に描いてるものです。
(こういうのもデザイン画と言っていいのかな)

人に見せるための絵ではないんで
見ても何描いてあるかワカラナイですよねきっと。
でもまあ「勢い」くらいは伝わるかなあ、と公開。
なんかこう、こういうガァーっとしたのを作りたいんですよね。
って前にもそんなこと書いてましたけど。

それにしても、
なにはなくともペンタブレットですよ。
こういうの描いても全然手が汚れないところとかサイコー!です。

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獣人ベッケン

現在デザインを練ってるわけですが、
この場合のデザインというのはポーズや台座なんかのことで
スタチューとしての全体的なデザイン。
ベッケンの容姿のデザインに関しては、
基本的には造型しながら考えていく予定。
デザイン画を描く気分で造型していけばいいや。と
思ってます。

とはいえ、漠然としたイメージは勿論ありまして、
それは(獣人として)割と普遍的な姿を思い描いたもの。
いきなり突飛なデザインのキャラを作っても
特別なものになってしまうだけで、
ベッケンで自分がアピールしたいのは
キャラデザインのセンスではなく造型そのものだからです。

造型〜ってことならば
デザインから自分で考えなくても
(まして普遍的なイメージであるなら尚更)、
世の中にあふれている既製のキャラから好きなものを
自分なりに造型すればいいのではないか、という人も
いるかもしれませんが、その発想が元から無いもので、、。
版権モノはお仕事だけで十分。

って実はこのベッケンも、オリジナルとはいえ
半分仕事がらみだったりするんですが。

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あ、、

野獣だとケモノになってしまうのか、、
獣人ですね。

「人か野獣か 獣人ベッケン」

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別件

作り飛ばしたい。
とは書いたものの、仕事があるんで
なかなか造型作業には取り掛かれません。
いざ造型がスタートしたら飛ばしていこうと考え、
今はデザイン等を練ってるところ。

その4月中旬あたりまでに作る全身像は
ワンフェスとは別件なんですけど、
「ヒゲマスク」シリーズと分けるかどうかは現在未定。
出来上がって違和感なければ
「ヒゲマスク」に登場するキャラにしちゃおかな、とか。

とりあえず作りたいのは
野獣系。
実在しないやつ。
どこかしらタガが外れた感じのものにしたいですね。

便宜上、名前をつけておいた方がいいな、ってことで命名。

「Becken」

ベッケン。
ドイツ系?
「敵か味方か 野獣ベッケン」

ま、テキトーですこの辺は。

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